今日の講義キャプチャシステムでは、ほぼどんな室でも、ただスイッチをオンにして、動画のための準備ができます。大講堂から小さい教室、専門ラボ、練習スペースから学部オフィスまで、動画キャプチャの基本的な設定は、コンピューターに適切なソフトウェアをダウンロードしてUSBポートにカメラをプラグインするのと同じく、簡単です。

しかし、講義キャプチャは、どんな場合でも同様に配備できるわけではありません。最良の結果を得るためには、対象となる各室で、実際の収録に対するプランが必要になるでしょう。

先週、第1部で、収録場所・内容による講義キャプチャ設定の考慮について、解説しました。 今週は、必要となるAV装置及び技術的考慮について、特定の室や使用に適切な装置を選べるよう、解説します。ガイドの全文を読む、またはeブックバージョンを希望する場合は、キャンパスで場所を問わずに講義キャプチャを設定するため、当社50ページ超のガイドをここからダウンロードできます。

講義の収録に必要となる装置は?

セクション 1: 講義キャプチャ用コンピューター

セクション2: 講義キャプチャ用動画収録装置 

セクション3: 講義キャプチャ用音声収録装置 

セクション4: 講義キャプチャ用アクセサリ

講義キャプチャ用装置の基本は、簡単です。講義キャプチャ用に構成されたコンピューター、及びそのコンピューターにフィードされる音声・動画収録装置が必要となります。

講義キャプチャソフトウェアで、講師は、ラップトップやモバイルデバイスだけで、基本的動画コンテンツを収録できます。ほとんどの大学は、キャンパス内の教室に固定の講義キャプチャシステムを備えています。このシステムは、教師に出来合いの収録環境を提供し、教授陣は単に入室、プラグインし、収録を押します。この講義キャプチャシステムにより、教室動画で一貫した品質が保たれます。発表者は、潜在的に複雑な室内のAV設定について学習し、調整の必要性が最小限に抑えられます。

以下、講義キャプチャ設定の重要要素のオプションを比較します。講義キャプチャコンピューターの構築、またはラックマウント式の講義キャプチャ装置の購入です。ビデオカメラ、マイク、キャプチャカード、その他の設定アクセサリのような周辺機器を選択する際、考慮すべき特定の仕様についても解説します。

1. 講義キャプチャ用コンピューター 

室内講義キャプチャシステムの中核にあるのは、講義キャプチャコンピューターです。動画キャプチャソフトウェアにつながり、接続された教室の装置からAVフィードを受け取ります。講義キャプチャコンピューターは、 カスタマイズされたデスクトップ、またはプラグアンドプレーのラックマウント式装置として購入できます。各アプローチの利点について議論する前に、講義キャプチャコンピューターに典型的に含まれる構成要素を見てみましょう。

講義キャプチャコンピューターに含まれるものは?

講義キャプチャコンピューターは、一般的に中価格帯からハイエンドのコンピューターで、動画キャプチャソフトウェアがインストールされ、AVフィードをキャプチャ・同期化するための適切なポートがあります。

典型的に、講義キャプチャコンピューターには、以下の構成要素があります。

  • 中価格帯からハイエンドのマイクロプロセッサー
  • 大量の内部ストレージ性能で動画ファイルの保存をサポート
  • エサーネット接続性 
  • USB 2.0、3.0、または3.1 (Cタイプ) ポート
  • 動画入力ポート(HDMI、DVI、SDI、VGAからのコンビネーション、及びアナログ)
  • 動画出力ポート (通常 HDMI、DVI、DisplayPort、またはVGA)
  • マイク用音声出・入ポート及びライン音声

カスタマイズされたデスクトップコンピューターを使うか、ラックマウント式装置を購入するかの選択は、以下に大きく左右されます。

  • 現存のインフラ 
  • 予算 
  • テクノロジーの変化に伴ってアップグレードを希望するか否か

 

オプション 1: デスクトップコンピューターをカスタマイズする

市販のデスクトップコンピューターのカスタマイズは、通常、最も柔軟なソリューションで、低価格ですみます。代償となるのはチームの時間で、各コンピューターを個別に設定する必要が生じます。

主な考慮点:

現存する装置:

多くの教室に既に配置されたコンピューターは、幾つかの割と簡単なアップグレードのみで、講義キャプチャ用に設定できます。大半の場合、動画キャプチャソフトウェアを追加し、動画キャプチャカードをアップグレードすれば、ラックマウント式装置に変更するよりも、予算には響かないでしょう。

予算:

通常、現存のデスクトップコンピューターの構築またはアップグレードは、各1000ドル以下で可能です。

アップグレードの柔軟性:

動画テクノロジーの変化の速度を考えると、カスタマイズされたデスクトップは、作動システム、ドライバー、デスクトップアプリケーション、メモリ、ハードドライブ、ビデオカード、その他の内部構成要素をアップグレードする際、より柔軟性があります。

 

オプション 2: 講義キャプチャ用ラックマウント式装置を購入する

専用のラックマウント式講義キャプチャ装置は、ボックスから出してすぐ使用でき、設定は通常、素早く簡単です。カスタマイズされたデスクトップより、しばしば高価格なオプションとなりますが、ラックマウント式装置の中には、同様に柔軟なものもあり、現存するAV設定により良くフィットするかもしれません。

専用の装置を教室に配備する際の考慮点:

現存のインフラ:

教室に既にラックマウント式装置が配備されている場合、専用の講義キャプチャ装置が好まれます。ラックが隣の室にある場合、忘れずにケーブルの物流及び信号ブースターを計画します。動画、音声、及びデータケーブルは、長くなるに従って信号劣化の可能性があるからです。

予算:

専用の動画キャプチャ装置の価格は、通常各3,000ドルから20,000ドルの間になります。装置に含まれる特定の仕様は、メーカーによって異なります。ソリューションプロバイダーに問い合わせ、プロセッサー、ハードドライブ、動画・音声キャプチャ機能、動画・音声出力オプション、自動・遠隔制御機能について、仕様の詳細を取得します。

アップグレードの柔軟性:

ほとんどの今日の講義キャプチャ装置は、Wintelアーキテクチャに基づき、作動システム、メモリ、ハードドライブ、その他の内部構成要素のアップグレードは簡単です。 他の装置は、埋め込まれたシステムを使って構成されているので、簡単には修正できません。このため、一般にデバイスの寿命は制限され、少なくとも、古くなった装置を講義キャプチャプロバイダーに送り、アップグレードを受けなければなりません。装置の送達に必要となる時間、及びその結果、講義キャプチャシステムに発生する空白時間に加え、この下取りアップグレードは、しばしば年間維持費の増加につながります。

Lecture capture hardware

SenecaによるPanopto認証動画キャプチャ装置

 

オプション 3: 講義キャプチャ用に学部のラップトップを利用する

教室に専用の動画キャプチャコンピューターがない場合、講師は、個人のラップトップに講義キャプチャソフトウェアをインストールできます。その後カメラ、マイク、外接キャプチャカードといったAV装置を接続できます。

これは、素早く柔軟な設定オプションで、多数の教室にスケールできます。しかし、発表者が周辺機器を接続でき、講義キャプチャソフトウェアの使用方法に関する機能的知識を持っている必要があります。

>> 遠隔収録及びスケジューリング 

Remote recording and scheduling with lecture capture appsソフトウェアベースの講義キャプチャ仕様の中で、発表者及びAVチームにとって収録が非常にシンプルになるものがあります。遠隔収録です。 講義キャプチャソフトウェアのプロバイダーがこの仕様を提供する場合、テクニカルチームは、ウェブブラウザやスマートフォンで、場所を問わずに講義収録を予定・管理できます。

教授陣及び非技術系の発表者向け: 遠隔制御インターフェースのあるモバイルアプリで、スマートフォンは安全なタッチパネルとなり、室内のAV装置を制御できます。このインターフェースは、キャンパスの異なる教室にある異なるデバイスについて、制御を標準化します。 使い方がわからないため、講義の収録を避けていた人にとって、これは完璧なソリューションです。

AVチーム向け: 遠隔収録は、潜在的に仕事量を減らすことになり、特定の教室での収録を事前に予定できます。数回のクリックで、一回のイベントまたは学期中に繰り返される毎週の講義を安全に予定できます。収録のキャプチャ方法も制御でき、動画ソースの選択、収録品質の設定、さらに収録のライブストリームも選べます。

また、AVチームは遠隔収録の仕様を使って、収録ステータスの監視、ライブ収録のプレビュー、音声レベルのチェックを安全に実施できます。遠隔ロケーションからキャンパス全体の収録ステータスをチェックし、予定された収録が計画通りに実施されることを確認できます。

Video recording equipment for lecture capture

2. 講義キャプチャ用動画収録装置 

理想的な世界では、単一のカメラモデルで、あらゆる学習スペースの要件が満たされることになります。

この完璧なオールインワンカメラは、パン、ティルト、及びズーム(PTZ)をサポートし、任意の教室の大きさや配置に対応します。異なる照明条件のもと、スムースで配信に適した品質の動画を提供します。教壇にフィットする、または壁にさりげなくマウントできる、小型フォームファクターになります。その費用は、キャンパス内の各教室用に1台(またはそれ以上)購入できる範囲になります。もちろん、標準USBポートに直接プラグインでき、動画キャプチャカードは不要になります。このオールインワンカメラを大量購入して、かなりの割引を得、各学習スペースで同じカメラモデルを配置して、時間を節約できます。

もちろん、このようなカメラはまだ存在しません。しかし、最近の4Kにおける進化、毎秒60フレームのUSB ウェブカム、及びスマートフォンのカメラから、この将来の兆しを見ることができます。

オールインワンのカメラが現れるまで、様々な選択肢があります。幸運にも、予算に関して言えば、高品質のカメラの価格は、ここ数年でかなり下がってきました。最も安いデバイスでも、その機能はかなり上がっています。

「ベストな」カメラは、教室によって異なり、教室の大きさ、利用できる照明、現存のインフラ、コース特定のニーズ、及び発表者の物流に基づきます。例えば、ハイエンドのPTZカメラは、ゲスト発表者やライブイベントに頻繁に使用される大講義室には、ベストチョイスかもしれません。一方、より小さい教室には、消費者レベルのカムコーダーやウェブカムで十分でしょう。

各学習スペースについて、オプションを検討する際、講義キャプチャカメラの目標を念頭に置くようにします。それは、教室環境を十分に高い性能で再現し、学生の視聴体験を改善するということです。ビデオカメラは、よく考えて設定されていれば、遠距離から視聴している学生にも、室にいるかのように感じさせます。

市販されているビデオカメラの主な部類を検討し、その相対的長所を比較し、スペースによってなぜその一台を選択すべきか議論します。

Comparison of video recording tools for lecture capture

ウェブカム  |  カムコーダー  |  DSLR カメラ  |  PTZ カメラ  |  モーショントラッキングカメラ  |  IP カメラ  |  モバイルデバイス専用カメラ

ウェブカム

Webcams for lecture captureウェブカムは、コンパクトなビデオカメラで、ラップトップに内蔵、またはUSB接続を介して外付けされます。ウェブカムは、ここ数年で非常にパワフルになり、60fpsをサポートするLogitech C922のようなモデルや、 4K解像度までサポートするLogitech Brioがあります。ウェブカムの多くは、音声も収録しますが、キャプチャされた音声の質は、現在モデルによって大きな差があります。

適している用途

ウェブカムは、小さめの明るいスペースで、スムースでクリアな動画を作成します。この手頃な価格のカメラは、十分な照明の小室やオフィス設定では、講義の収録に適しています。

適していない用途

ウェブカムの小さいセンサーは、様々な照明シナリオをうまく扱いません。暗い照明は、ノイズやぎこちない動画のもとになり、逆光は一般的に発表者が露出不足になります。よりプロに近い収録を希望している場合、ハイエンドカメラと同じような被写界深度(DOF) は得られません。ウェブカムは、大講義室では推奨できませんが、より小さく明るい教室であれば、ベースラインのソリューションになります。

価格帯 

質の良い講義キャプチャ用USBウェブカムの価格は、通常 30ドルから100ドルになります。この手軽な価格により、USBウェブカムは、反転教室に最適な動画ツールとなります。また、ホワイトボードのクローズアップキャプチャや教室でのデモンストレーションに理想的な補足動画ソースとなります。

カムコーダー

Camcorders for lecture captureポータブルなビデオカムレコーダーは、Sony Handycamや Canon VIXIAシリーズのカメラがその例ですが、ウェブカムより多くの仕様やハイエンド機能を提供します。カムコーダーレンズは、通常8x から 60xのズーム機能を提供します。このカメラには、ウェブカムより大きいセンサーと広いダイナミックレンジがあり、暗い状況でよりうまく機能します。また、カムコーダーは、ホワイトバランス及び露出をより自在に制御し、収録の一貫性が保たれます。

適している用途

三脚、壁、天井に設置、またはカメラオペレーターの操作によるカムコーダーは、最も標準の教室や講義室での講義の収録に適しています。このカメラは、高品質の動画を提供し、発表者に遠距離からズームできる柔軟性があります。

適していない用途

カムコーダーは、多くのレンジや汎用性を提供しますが、通常の反転教室の収録には過剰です。例えば、オフィスで教授陣が自分を収録するには、この種のカメラは不要です (おそらくこれほど複雑ではないものを好むでしょう)。また、カムコーダーは、 AVチームが遠隔でパン、ティルト、ズームを制御する機能を提供しません。大きな講義室での壁・天井マウントのオプションには適しません。

価格帯 

質の良い、消費者レベルの講義キャプチャ用カムコーダーの価格は、通常300ドルから1000ドルの間になります。多くの機関にとって、これは収録の質と価格の正しい混合となり、新しい室に配備する際のオプションになるでしょう。より高い品質、ハイエンド、専門のカムコーダーは、例えばSony HXR-NX100やCanon XF200 HDがありますが、その価格は 1000ドルから3000ドルとなります。

カムコーダー自体と合わせて、キャプチャカードにも投資し、カムコーダーを講義キャプチャコンピューターに接続できるようにします。キャプチャカードに関する詳細は、当社セクション「動画収録デバイスを講義キャプチャシステムに接続する」をご覧ください。

DSLR カメラ

dslr cameras for lecture captureデジタル 一眼レフ (DSLR) カメラは、静止画写真でその名を知られるようになりましたが、ここ数年で、高品質の動画キャプチャの候補に浮上しました。このレンズ交換可能なカメラは、カムコーダーよりかなり大きいセンサーにより、暗い状況でも高品質の動画をより簡単にキャプチャし、映画のような被写界深度を達成できます。

適している用途

DSLRでは、驚くほど高品質の、プロに見劣りしない動画を製作できます。三脚や壁・天井に固定設定でき、講義やゲストによるプレゼンテーションを収録できます。収録スタジオカメラとしても最適です。

適していない用途

DSLRは、独自の部類です。そのズーム範囲は、通常4x から10xで、多くのカムコーダーより制限されます。したがって、最も大きい講義室には向いていません。また、ほとんどのDSLRレンズは、スムースにズームせず、カムコーダーと同様、パンやズーム機能を遠隔で制御できません。そのため、カメラオペレーターにとっては、最良の選択ではありません。また、その価格を考えると、DSLRはほとんどの小さな教室にとっては過剰です。

価格帯 

質の良い1080pまたは4k DSLRカメラで、フルフレームセンサー及び交換可能レンズが付いたものの価格は、1,200ドルから3,000ドルです (追加レンズは通常別売となります)。

PTZ カメラ

PTZ cameras for lecture captureパン・ティルト・ズーム (PTZ) カメラの決定的な特徴は、その方向及びズームを遠隔で制御できる能力にあります。Sony SRG-120DH及びSRG-300Hのようなカメラは、壁または天井にマウントされることを意図し、それからワイヤレスのリモート、室内の AV制御システム (Crestronのような)、またはジョイスティック・コントローラーによって制御されます。このカメラは、ズーム範囲が大きく、より新しい PTZ モデルは、高品質の動画を1080p、60fpsでキャプチャします。

適している用途

PTZ カメラは、どの教室や講義室でも使用できます。その遠隔制御は、カメラオペレーターが必要となる、大講堂での重要なイベントやゲストによるプレゼンテーションに理想的です。多目的室、ラボ、シミュレーションスペースでの収録にも、多くの柔軟性を提供します。 

適していない用途

このカメラは、そのコスト及び機能の面から、小さな教室には過剰な選択です。 固定設定のため、PTZカメラは、教室、講堂、ラボといった通常の学習スペースの外での使用には意図されていません。

価格帯 

質の良いPTZカメラの価格は、 1,200ドルから3,300ドルになります。場合によっては、カメラに加えてリモートコントローラーを購入する必要があるので、合計価格にその点を組み込むようにします。

モーショントラッキングカメラ

Motion tracking cameras for lecture captureモーショントラッキングカメラは、iSmart 講義トラッキングカメラ (LTCA2001N)がその例で、刷新的なPTZカメラとして、動く発表者を自動追跡します。収録中に、オペレーターが手動でカメラをパンする必要はなくなります。iSmartカメラは、顔認識及びモーション検出テクノロジーを使用し、講義室の前方で発表者が動くのを追跡します。

適している用途

モーショントラッキングカメラは、発表者に動き回るスペースがある、より大きい講義室用に作られています。このカメラは、発表者を追跡するので、通常、より狭い視野をキャプチャします。より広い視野で発表の場所やステージ全体をキャプチャするよりも、より積極的な講義の映像が得られます。

適していない用途

このテクノロジーは、価格が比較的高く、標準の教室や講義スペースには向いていません。発表者が動き回るスペースが限られた室、または講師が発表中に教壇で動かない傾向にある場合、このテクノロジーに投資する価値はさらに少なくなります。

価格帯 

iSmart 講義トラッキングカメラの価格は6,000ドルからとなります。

IP カメラ

IP(インターネットプロトコル)カメラでは、ローカルのネットワークまたはインターネットを介して動画を送受信できます。この種のカメラは、セキュリティや監視用に最もよく使用され、初期の講義キャプチャ設定で、一般的な選択でした。セキュリティのインフラの一部としてインストールされたIPカメラは、講義キャプチャをサポートするように再目的化・再構成されることがあります。

適している用途

利用できる場合、IPカメラを再目的化やアップグレードすれば、このデバイスが既にインストールされているスペースを準備する際、新しいカメラを購入しないですみます。現存の IPカメラに、使用する講義キャプチャソフトウェアと互換性があるか、まず確認する必要があります。その後、多少の追加設定でドライバーをインストールし、講義キャプチャソフトウェアがこのカメラを認識できるようにします。 

適していない用途

IP カメラは、新しい講義キャプチャ設備には、推奨されません。講義キャプチャには、より簡単に設定できる、より高い品質のカメラが低価格帯で入手できます。

価格帯 

IPカメラの価格は、数百ドルから数千ドルまで、その機能によって幅があります。より解像度の高い、柔軟なパン、ティルト、ズーム機能を持つモデルや、その他のハイエンド機能は、各1000ドル以上になるでしょう。

スマートフォン及びタブレットカメラ

Recording lectures with smartphones今日ほとんどの人は、コースコンテンツを収録できるデバイスを既にポケットに持っています。自分のスマートフォンです。ハイエンドのスマートフォンやタブレットには、手ぶれ補正のある高品質の動画を1080p、60fpsまで収録する機能があります。このデバイスは、講義キャプチャの新しい使用事例を可能にし、フィールドでの収録、マルチカメラのキャプチャ等があります。

適している用途

スマートフォンやタブレットで、講義キャプチャは、伝統的な教室から、フィールド、ラボ、学生の分科会スペースに持ち出されます。このデバイスは、その場限りの収録や、デモンストレーション中に、(時として難しい)複数の視点をキャプチャするのに最適です。学生に広く利用され、学生のプレゼンテーション、プロジェクト、ロールプレー、その他の動画ベースの課題を収録するためにも最適なツールとなります。

適していない用途

通常スマートフォンやタブレットは、固定教室の設定で、主要な動画キャプチャソースとして使用されません。例えば、講義キャプチャ用に教室を準備するのに、室の後方にiPadをマウントすることはありません。モバイルデバイスは、バッテリーの寿命が限られ、通常大きな動画ファイルには十分なストレージを兼ね備えていません。しかし、デモンストレーションやクラスのプレゼンテーションの間に、モバイルデバイスで別の視点から動画をキャプチャできます。

価格帯 

モバイルデバイスは、メーカー、モデル、仕様によって大きく価格が異なります。標準の小売り店から購入する場合、良い動画機能のあるモバイル装置は、どこでも約200〜800ドル支払うことになるでしょう。所属機関は、デバイスを大量購入して割引を得られるかもしれません。または。キャンパスで既にこういったデバイスの多くがあるかもしれません。もちろん、多くの場合、教授陣の大半は、タブレットやスマートフォンを所有していて、モバイルアプリを介して、講義キャンパスソフトウェアに動画を収録・公開できます。

専門カメラ 

Setting up a document camera for lecture capture専門カメラは、教授陣が収録された講義に含むコンテンツの種類を拡大します。一般的にこのカメラは、発表者の動画やオンスクリーンのコンテンツに二次的なフィードをキャプチャします。使用している講義キャプチャソフトウェアが、複数ソースから動画をキャプチャできるか確認します。以下は最も一般的な専門カメラの各例です:

ドキュメントカメラ:

ドキュメントカメラは、印刷された題材や、現実世界の対象物を表示するために使用できます。ドキュメントカメラを使って、スマートフォンのスクリーンもキャプチャでき、デモンストレーションに便利です。

マイクロスコープ:

動画マイクロスコープは、複数の方法でキャプチャできます。より新しいデジタルマイクロスコープは、直接動画出力を USBまたはHDMIで提供します。伝統的な複合マイクロスコープは、スマートフォンのアダプターに接続し、モバイル講義キャプチャアプリで動画をキャプチャできます。

対話型ホワイトボード:

単にカメラをホワイトボードに向けて収録する代わりに、様々なテクノロジーが可能な対話型ホワイトボードは、講義キャプチャシステムに接続し、副コンピュータースクリーンと同様に収録できます。対話型ホワイトボードは、複数の方法で、講師がボードに書くコンテンツをキャプチャします。赤外スキャン、抵抗膜方式タッチ、電磁または超音波マーカーは、いずれも一般的です。特定の設定に関する推奨は、講義キャプチャシステムプロバイダーに確認するようにします。

専門科学機器:

教授陣が講義動画で紹介したいと思う、幅広い医療・科学機器があります。モバイルやマルチカメラの収録仕様は、従来とは異なる動画キャプチャのシナリオを可能にします。特定の設定に関する推奨は、講義キャプチャシステムプロバイダーに確認するようにします。

 

>>講義キャプチャシステムに動画収録装置を接続する

capture cards異なるカメラが異なる方法を提供し、動画をデバイスから講義キャプチャコンピューターにストリームします。ウェブカム、PTZカメラ、及び幅を広げつつある専門収録装置は、USB 2.0 または 3.0接続で簡単になります。ラップトップ、デスクトップ、またはラックマウント型の装置を使う場合でも、プラグインすれば作動します。

それに比べて、カムコーダー、DSLR、ほとんどのPTZカメラ、及び多くの専門カメラは動画を講義キャプチャコンピューターに送信し、HDMI、SDI、DVI、VGA、構成要素、または複合接続を使います。内蔵または外付けの動画キャプチャカードでフィードを変換し、動画ソースとしてコンピューターが認識できる形式にします。

ラックマウント式の装置及びほとんどのデスクトップコンピューターにとっては、内蔵の動画キャプチャカードが最も適しています。このカードは、シングル、デュアル、またはクアッドの動画入力、及び通常のビデオインターフェースの全てにオプションを提供します。

ラップトップでは、内蔵動画キャプチャカードはオプションではありません。その代わり、外付けのキャプチャカード (キャプチャドングルとも呼ばれる)カメラからの着信動画を受け付け、USBに向けて変換できます。このコンバーターは、HDMI、SDI、DVI、VGA、及びアナログ動画ソースに利用できます。

ここ数年の間に、USB 3動画キャプチャカードは、高品質の動画収録及びライブストリーミングの顔を変えました。AV設定は、かつて何千ドルとかかり、複雑で専門の装置が必要でしたが、今では現存する中級のラップトップと300ドルのドングルで達成できます。

さらに詳しく知りたいですか。USB 3動画グラバーの当社概要を読む

分散型収録 

講義キャプチャシステムの中には、分散型収録と呼ばれる機能を提供するものがあります(マルチマシン収録としても知られています)。

分散型収録で、別々にウェブ接続された講義キャプチャコンピューターやモバイルデバイスを使って、複数の動画・音声フィードをキャプチャできます。このフィードは、講義キャプチャサーバーまたはクラウドで自動的に同期化され、ワイヤやその他の物理的接続は不要になります。

分散型収録の利点

  • 複雑に設置された、より大きな室で、数百メートルのケーブルを使って各装置やコンピューターを互いに接続する必要がなくなる
  • 一元ミキサーなしで複数の動画ソースから収録
  • 動画シグナル変換は不要
  • ライブ及びオンデマンドのウェブキャストに使用可
  • 異なるロケーションやネットワークからストリームを収録・同期化
  • 複数のモバイル装置から収録・同期化

さらに詳しくは、当社の分散型収録の詳細動画レビューをご覧ください。

Setting up distributed recording for lecture capture

分散型収録は、別々のコンピューターで講義の異なる面をキャプチャし、室内の収録設定を簡単にします。 

本例では、室の前方でラップトップを使ってスライドが収録され、後方でカムコーダー及びラップトップを使って発表者が収録されます。

audio recording equipment for lecture capture

3. 講義キャプチャ用の音声収録装置 

講義キャプチャツールを最大限に利用する、シンプルな秘訣があります。音声が動画より倍に重要だということです。収録で学生が講師の明瞭な音声を聞ければ、動画の質の悪さは、気が散るとしても、見過ごせます。それに比べて、配信にかなった質の動画は、音声が乱れていたり、不明瞭だったりすると、絶無です。質の良い話のトラックがなければ、学生は収録が利用できるとは思いません。

幸運にも、ここ数年で動画収録をよりアクセス・購入しやすくしたトレンドは、同様に音声装置でも起きています。今日、各機関は、多種多様の使いやすい低価格な装置を取得できます。利用できるもの、その各利点、及び機関がスペースごとにどれを選択すべきか、見てみましょう。

Comparison of auido recording equipment for lecture captureデスクトップマイク境界マイク | ラベリアマイク | 携帯マイク | 教壇マイク | 内蔵マイク

デスクトップマイク

Desktop microphones for lecture captureデスクトップマイクは、卓上か教壇で、発表者の近くに設置されます。 

適している用途

デスクトップマイクは、止まっている講師の前に直接位置させると、優れた音声を提供します。デスクトップマイクは、静かなオフィススペース、または講師が立っている教壇に推奨されます。

適していない用途

このマイクは、背景音を減少させるには向いていません。デスクトップマイクは、話している人の近くに位置させる必要があり、通常静かなスペースで使用されます。ノイズを消去するマイクシールドは、既に使用したいデスクトップマイクがあるなら、背景音を減らせます。動き回りたい発表者には、このマイクは理想的ではありません。

価格帯 

質の良いデスクトップマイクの価格は、50〜150ドルになります。

境界マイク 

boundary microphone for lecture capture境界マイクは、小型の全方向マイクで、机等の表面に平に置かれるか、壁にマウントされます。境界マイクは、設置・位置された表面から反響される音声を拾うように設計されています。

適している用途

境界マイクは、小さい室でのセミナー形式のコースや小規模の討論クラスを収録するのに適しています。この小型の控えめなマイクは、固定の講義キャプチャ設定に確実なマイクとしても使用できます。質はその他のマイクに劣るかもしれませんが、講師が使用を忘れたり、別の主マイクソースをオンにし忘れたりした場合、ほぼ許容範囲の音声をキャプチャします。このシナリオでは、音声ミキサーを追加し、追加の音声フィードを講義キャプチャシステムに引き込む必要があります。

適していない用途

収録で最適な音声品質を目指している場合、主な音声収録装置として境界マイクを使用するべきではありません。

価格帯 

良い境界マイクの価格は、約50〜100ドルになります。

ラベリアマイク

lav or lapel mic for lecture captureラベリアマイク (一般に襟マイク、クリップマイク、ボディマイク、またはラブとも呼ばれる)は、小型のハンドフリーマイクで、発表者が身につけ、動き回っても高品質の音声をキャプチャします。マイクは、ワイヤレスのトランスミッターにプラグインされ、発表者がベルトやウエストバンドに装着します。トランスミッターは、講義キャプチャシステムに接続されたリシーバーに音声フィードを送信します。

適している用途

ラベリアマイクは、講師によって装着されるので、ほとんどの場面で、一人の発表者の明瞭でクリアな音声をキャプチャするのに適しています。スマートフォンやタブレットに直接プラグインされるラベリアマイクもあり、教室及びフィールドでの収録に使用できます。

適していない用途

このワイヤレスシステムは、トランスミッター及びリシーバーを一致する周波数に設定する必要があるため、他の有線マイクより設定が少し多くなります。また、ラベリアマイクは、バッテリーを消費する傾向があります。充電オプションは利用できますが、使用していない間、必ずチャージャーに置いておかなければなりません。主なラブマイクが機能しない場合のために、少なくとも2つのラベリアマイクを室に設定することを推奨します。

価格帯 

ワイヤレスのラべリアマイクシステムの価格は、約100ドルで、充電式システムは1000ドルほど高くなります。

携帯マイク 

Handheld mic for lecture capture携帯マイクは、講師が手で持ち、直接それに向かって話す、従来のマイクです。ワイヤレスか、教室や講義室の講義キャプチャまたはAVシステムにワイヤー接続されます。広範囲の機能及び音声キャプチャパターン (極域またはピックアップパターンとしても知られる、詳細は以下)があり、品質によって価格にもかなりの幅があります。

適している用途

携帯マイクは、ラベリアマイクが充電されていなかったり、作動しなかったりする時のための、小型で賢いバックアップになります。聴衆の質問を高品質の音声で収録するためにも、理想的です。プレゼンテーション後の質疑応答セッションをキャプチャしたければ、講義キャプチャシステムに接続された携帯マイクを数本は持っていたいです。

適していない用途

主なマイクソースとしては、発表者が講義やデモンストレーションを行っている間、携帯マイクは邪魔になる傾向があります。特に、発表者がサポート材料のスライドをクリックしている場合はなおさらです。発表者は、講義の間ずっとマイクを握っていることに疲れるかもしれません。ワイヤレスの携帯マイクは、バッテリーを消費するため、ラベリアマイクと類似する難点があります。

価格帯 

携帯マイクの価格は、約40ドルから約 300ドルまで幅があります。ワイヤレスの携帯マイクの場合、マイクは単にトランスミッターであることに注意します。別のワイヤレスリシーバーを購入する必要があり、それを講義キャプチャコンピューターにプラグインします。マイクによっては、音声XLRケーブルが含まれないので、ユニットごとの価格がさらに高くなることがあります。

教壇マイク

podium mic for lecture capture教壇マイクまたはグースネックマイクは、教壇または教卓の上に置かれることを意図され、そこで静止した発表者が話します。教壇マイクでは、多数のピックアップパターンのオプションがあり、他のスタイルのマイクに類似しています。このマイク用の台も購入でき、「アクティブ」LEDインジケーターやミュートスイッチ等の機能が付きます。

適している用途

教壇マイクは、 講義やプレゼンテーションの間に動くことを意図しない、静止した発表者にとって適切な音声ソースです。または、主なラベリアマイクが充電されていない室での、バックアップ音声ソースとして使用できます。直接教壇に装着するか、台を使ってデスクトップやテーブルで機能できるようにします。発表者パネルがテーブルに座っている場合でも、良い選択になります(その場合マイクは各発表者に1本づつ必要になります)。

適していない用途

教壇マイクは、発表者が動き回るシナリオでは推奨されません。同様に、1名以上の人が同時に発表している場合や、教室での議論を収録する場合には理想的ではありません。

価格帯 

教壇マイクの価格は、約 100ドルから300ドルとなり、含まれる機能によって差があります。

内蔵マイク

多くの動画収録装置は、既に音声収録用の内蔵マイクが付いています。しかし、このマイクは、外付けの専門マイクソースに比べて、音声の質がかなり劣ります。ネーチブの音声ソースを使用するつもりなら、テスト収録を行い、事前に音声品質を確認するようにします。マイクの性能によって、別の音声ソースの追加を希望するかもしれません。

適している用途

内蔵マイクは、ほとんどのラップトップやスマートフォンにインストールされているもの、または幾つかのカムコーダーやウェブカムのネーチブマイクとなりますが、時として静かなオフィススペースで効果的に使用できます。品質には大きな差があるので、収録前に必ずテストします。この部類で最良の音質を求めるなら、Logitech C922、C930eといったウェブカム、またはノイズ消去テクノロジーでステレオ音声をキャプチャするBrioがあります。

適していない用途

収録装置が発表者から腕の長さより遠くに設置された教室では、内蔵マイクはうまくいきません。同じく、マイクから離れた位置にいる人には聞きづらいので、グループ議論のキャプチャには向いていません。

>> ピックアップパターンに注意する

マイクのピックアップまたは極域パターンは、マイクの方向や角度に比較した、マイクの感受性を意味します。ピックアップパターンが最も効果的に講師の音声をキャプチャするようなマイクを選択し、収録したくないその他の音を最小限に抑えるようにします。例えば、聴衆の学生からの音等です。

マイクによっては、一種類のパターンを収録するだけでなく、一つ以上のピックアップパターンを選べるオプションがあります。教室に音声収録装置を準備する際、以下のピックアップパターンを理解することが重要です。

Microphone pickup paterns
  1. 全方向パターンのマイクは、その範囲内で生成される音に対して、同様に敏感になります。したがって、全室の音声をキャプチャするには理想的ですが、講師の話す言葉といった、特定の音のキャプチャには向きません。
  2. 単一方向パターンのマイクは、直接マイクの前面で生成される音に最も敏感となります。側面はそれより劣り、後方はほとんど無視されます。このピックアップは、発表者の声といった、特定の音声のキャプチャには理想的ですが、よりオープンな議論を収録するには適しません。
  3. 両方向パターンのマイクは、前方・後方からの音を優先し、側面からは無視されます。発表者2名が隣同士で座っている、またはステレオ音を生成するのが目的となる音楽の収録といった、専門の使用事例でのみ有益になります。

 

講義キャプチャシステムに音声収録装置を接続する 

Connecting audio recording devices to your lecture capture system動画収録装置と同様、音声レコーダーは、講義キャプチャコンピューターに直接接続される場合がほとんどです。マイクケーブルが講義キャプチャコンピューターの現存ポートに合わない場合、アダプターを使えば、ほぼどの種類のマイクケーブルでもシステムに挿入できます。例えば、ハイエンドのマイクは、XLR接続を介して出力することが多く、Behringer、Shure、BlueやFocusrite等が提供する、XLRからUSBのコンバーターが必要になります。同様に、マルチ音声ソースは、音声ミキサーを通ってから講義キャプチャコンピューターに入る必要があります。

 

4. 追加の講義キャプチャアクセサリ 

標準の収録装置とともに、講義キャプチャ実装に必要となるかもしれない、様々な音声・映像アクセサリがあります。この特定分野は随時変化していますが、今日の講義キャプチャに使用される、最も一般的なアクセサリの幾つかについて、簡単な概要を述べます。

動画スイッチャー及びミキサー 

スイッチャーで、複数動画ソースの間をトグルし、ソースを一つか複数のディスプレイに送信できます。これは、よく複数の動画フィードのキャプチャを必要とし、より複雑なディスプレイ設定がある、大講堂の設定には便利です。

スプリッター

スプリッターで、一つのディスプレイソースを複数の周辺機器またはディスプレイに送信できます。講義キャプチャの目的では、講師のディスプレイから、講義キャプチャコンピューター及び聴衆向けディスプレイの両方に動画を送信するため、スプリッターを使用します。

音声ミキサー 

Audio mixer for lecture capture音声ミキサーまたはミキシングコンソールで、複数の音声ソース及びレベルをキャプチャ・制御できます。発表する講師により柔軟性を与える目的で、複数のマイクがある室を準備する、または複数の発表者がいる室で、特に有益です。ミキサーを使用するため、音声をまずミキサーにフィードし、それから講義キャプチャ機器のUSBまたは音声ポートにミキサーを挿入します。

ビジュアル収録インジケーター 

ビジュアル収録インジケーターは、小さな光(典型的には LED)で、講義キャプチャシステムが収録すると点灯します。これは、自動収録予定の講義がある室で、大変便利です。教授陣は、素早いビジュアル確認で、収録が予定通りに実施されていることがわかります。同じく、ビジュアルインジケーターの光で、収録が適切に行われていない場合、発表者がより早くそれを認識できます。モデルによっては、タップして収録を一時停止することもできます。