キャンパスが閉鎖:光の速さでリモート学習を可能にする

動画教育プラットフォームを利用し、学生との質の高いコミュニケーションを実現

2020年3月、新型コロナウイルス対策の特別措置法が制定される前後、教育業界は遠隔授業への緊急対応が迫られました。遠隔授業に切り替えた講師たちは、すべてのコンテンツをオンラインで配信することが難しいと感じ、オンデマンド動画を積極的に展開したいと考えるようになりました。しかし、動画授業では、誰が動画を見たかという出席管理が難しく、この点が特に問題視されました。

そこで既存の教育向け動画授業ソリューションなどの検討を進め、さまざまな調査を行った結果、目白大学のニーズにマッチしたPanoptoを採用しました。

課題

動画授業の統計データがないと、学生がちゃんと見たのかどうかわからない

目白大学ではCOVID19のパンデミックを受け、2020年3月に急ピッチでリモートラーニングを導入しましたが、当時、同大学では以下のような課題を抱えていました。

  • 教育用動画やストリーミング動画を、学習管理システム(LMS)と統合したい
  • 授業の出席を取るための動画視聴データ分析
  • セキュリティ管理された教育動画の再生環境
Panoptoインテリジェントビデオ分析

ソリューション

目白大学は、動画による教育・学習のプラットフォームとしてPanoptoを選定しました。

コンテンツを再生する際には、大学のドメインを確認するため、権限のないユーザーからのアクセスを遮断することができます。また、デバイスを問わず再生速度を自由に変更できるので、学生は理解度に応じて映像をスロー再生したり、繰り返し再生したりすることができます。講師からは、対面授業では理解やメモに時間がかかる学生に合わせて話すペースを変えていたのが、再生速度を自分で選べるようになったことで、一定の速度で話すことができるようになったという評価を得られました。

ポストコロナ、ウィズコロナの視点から考えると、今後も一定割合の遠隔授業を併用することが適切だと考えられます。その際、ライブ感に優れている同時双方通信による遠隔授業も大切ですが、オンデマンド動画の確保も大切だと考えております。学生にきいてみても、同時双方通信による授業よりもオンデマンド動画による授業の方が自分のペースで勉強できてよいという学生が多くいます。

目白大学副学長 今野裕之氏
Panoptoを使って、Zoomで録音した画面上の音声やテキストを検索することができます。

対面授業の代わりにPanoptoを導入

Panoptoを利用したリモート教育は、効率的かつ包括的なものであると感じています。

Panoptoは、使いやすく動画視聴に関するデータ分析も可能で、セキュリティ対策も十分と、当初の要望にしっかり対応しています。学生にとっては、自身の個性に合わせて学ぶことができるというメリットも享受でき、目白大学のリモート授業はさらに効果的に進んでいくことでしょう。

ケーススタディの全文をPDFでダウンロードできます。