情報共有サービスを提供するAUCNETでは、事業における動画素材の活用のため、Panoptoを導入しました。これまでの動画コンテンツ管理の課題を解決し、誰もが動画コンテンツを作成・活用できるプラットフォームの構築を目指しました。研修マニュアルや社内の問い合わせ対応を動画化し、研修や会議で動画を活用することで、業務を大幅に改善すると同時に、工数を削減することができました。また、蓄積されたノウハウの継承や、デジタル時代や新しい働き方に適した組織文化の醸成にも役立っています。
オークネットは、オークションサービスで培ったビジネスモデルをもとに、中古車、中古バイク、中古デジタル機器、中古高級ブランド品、花、中古医療機器などのオークション事業を展開してきました。AUCNETでは、特にマーケティングのために動画コンテンツを積極的に活用してきました。しかし、その一方で、社内向けの映像素材の活用が進まないという課題もありました。
AUCNETの成長に伴い、サーバー内の動画ファイルの数が増加し、容量を超えてしまったため、様々な部署に分散してしまい、動画がサーバー上で見づらくなっていました。また、動画の作成と編集は別のツールで行うため、それぞれの作業にスキルを持ったスタッフを採用する必要がありました。プロの映像制作会社にコンテンツ制作を委託するという方法もありますが、社内向けには費用対効果が見込めませんでした。
AUCNETは、誰もが簡単に動画を作成・利用できる企業内動画コンテンツ管理ポータルとして、Panoptoを採用しました。特に重視した点は、以下の3つの特徴です。
大幅な時間短縮と情報共有文化の推進
今回の導入では、特に社内の業務マニュアルや研修、会議などの効率化が図られ、1年間で1000人時の省力化を達成するなど、明確な定量的効果が得られました。現在、458本の動画が投稿され、236人のユーザーが利用しています。
動画ベースのコミュニケーションによって育まれた組織文化や働き方は、従業員を時間的な制約から解放する新しい働き方につながり、ビジネスの発展にもつながります。
「コロナ禍において普及した在宅勤務への移行により、オンライン会議やチャットなど、働き方を変えるツールの利用が増えています。これらのツールとPanoptoを組み合わせることで、さらなる応用の可能性が生まれます」と段氏は語っています。
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